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先日、JR東日本の東海道線上り普通電車が大船駅手前で貨物線に誤進入した、
という1件を知り、正直ピンと来なかったのですが、
どうやら大船駅手前に旅客線と貨物線の分岐があって、
旅客線に進まなければいけないところを貨物線の青信号を見て、
つい貨物線に入ってしまった、ということのようでした。

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このハナシ、最初ピンと来なかったのは、
基本、電車が進行すべきかどうかは一義的に定まるもので、
たとえばいま三号線(待避線)の信号は赤ですが、

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その三号線に停止している普通電車は、

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信号が青になれば進行してよい、というように、
その電車の進路上の信号が青なら進んでよいはずなのに、なんで?
と思ったわけです。

ま、でも、進路上に分岐がある場合はそうでもないようで、
例えばこれは鶴橋の下り線(奈良・伊勢中川方面)ですが、

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左の一号線(奈良線)には2つ信号があって、
左側が奈良方面行、右側が伊勢中川方面行の信号です。
(ちなみに右の二号線(大阪線)にも奈良方面行の信号がありますが、
 これは異例時用なので、いつもは赤表示です。)

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この電車は西大寺行の区間準急なので、
奈良方の信号が青なので進行してよい、ということになります。

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一号線は奈良線の電車のほか、
難波発の大阪線経由で名古屋・伊勢志摩方面行の特急も使用します。
この場合は右側の中川方の信号が青になれば進行します。

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名古屋行のひのとりです。
中川方の信号が青なので進行可です。

件の東海道線の貨物線誤進入の件に即して言えば、
たとえば、停車中の名古屋行ひのとりは、
左側の奈良方の出発信号が青でも進行してはいけないのに、
勘違いして進行してしまい、名古屋ではなく奈良に向かってしまった、
というようなことではないかと思います。

しかしながら、この件、やはり釈然としません。
しばらく奈良線の信号を見ていましたが、
電車が入線したとき、その電車の行先と異なる方面の信号が
青になっていることはありませんでした。
そのあたりはシステム制御されていると考えるのがふつうで、
JR東日本がそこを人の判断にゆだねているとは思えません。
なので、本来なら列車種別に応じて旅客線に進路設定されるべきところが、
システムエラーのため列車種別を反映せず貨物線に進路設定された、
と考えるのが自然でしょう。

もっとも、このような場合でも、
運転士は自分の進行方向と異なる以上、当然進行してはならないので、
運転士の操作ミスとの指摘は免れないところですが、
上の推察どおりだとすれば、
単なる運転士の操作ミス、みたいなハナシにされてしまうのは
ちょっぴりかわいそうな気もします。
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