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ちょっと前に、ラジオ波焼灼療法が乳がんに保険適用された、
とニュースで報じていた、
という話を耳にしたので調べてみました。

その結果、
2023年12月15日付で、国立がん研究センターから、
ラジオ波焼灼療法が早期乳がんに保険適用となった旨が
発表されていたことがわかりました。
早期乳がんへのラジオ波焼灼療法の保険適用

凍結療法も同じように乳がんに保険適用されればもっとよいのですが、
いまのところそういう動きもなさそうだし、
こちらはちょっとむずかしそうですね(^^;。

ま、何はともあれ、一歩前進です(^^)。
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ラジオ波焼灼療法について、また話をお聞きすることができました。

・ラジオ波焼灼療法用機器の乳がんへの適用手続きは進みつつあるが、
 保険適用に向けての手続きはまだのようである。

・現在想定されている使用法は、外科の補助的なもので、
 リンパ節生検により転移のおそれありと判断される場合は、
 通常の外科手術(全摘?)を行うが、
 生検で転移が確認されない場合は、温存療法(部分切除)に代えて
 ラジオ波焼灼療法を行う。
 この場合でも、生検のためリンパ節を摘出することに加えて、
 ラジオ波焼灼は凍結療法より痛みを強く感じるため
 (冷やすと痛覚は鈍くなるが、熱を与える場合はそうではない。)、
 凍結療法のような部分麻酔による施術は難しく、
 施術には全身麻酔が必要と見込まれる。

…というわけで、現在想定されている外科的な使用法では、
凍結療法と同等の低襲性治療でかつQOL向上に寄与する、
というわけではなく、その効果は限定的である、といえそうです。
それでも、部分切除よりはQOL向上が期待されるし、
今後ラジオ波焼灼療法の普及が進めば、全身麻酔は必要にしても、
凍結療法に近い低襲性治療とQOL向上が見込める
新たな使用法への展開も可能性がなくはないので、
今後の展開を注意深く見守りたいと思います。
きょうは、春・秋年2回の恒例行事、
”江戸橋詣で”に行ってきました。
で、興味深い話をいくつかお聞きしたので、
簡潔に記しておくことにします。

・ラジオ波焼却療法による乳がん治療の保険適用申請が、
 現在医療機器メーカーで検討されている。

・ラジオ波焼却療法用の機器は、凍結療法用の機器に比べて何十倍?何百倍?
 とにかく格段に安い。

-でも、ラジオ波の場合、患部がモニタリングできないのでは?
 確かに、エコーでモニタリングするなら、熱で電磁波が拡散するので、
 ラジオ波焼却療法では電磁波が拡散して精度が極めて低くなり、
 凍結療法と比べて不利である。
 しかしながら、CTでモニタリングする場合は、ラジオ波でも凍結でも精度は変わらない。
 ちなみに、当病院で凍結療法を実施した際も、CTでモニタリングして実施した。

・すでに、肺がんなどについてはラジオ波焼却療法が保険適用となっている。

・保険適用申請は医療機関が行うものではなく、
 医療機器メーカーや製薬会社が行うものである。
 (ラジオ波焼却療法については、
  1つの医療機器メーカーの機器による治療のみが保険適用となっている。)
 で、申請にはやたらとお金がかかる。 
 このため、価格の高い新薬ほど保険適用申請しやすい。
 昔から使われている薬で、特定の症状に効能があるにもかかわらず
 いつまでも保険適用されない例があるが、
 これは、薬価が安くなっていてあまり利益が出ていないにもかかわらず。
 保険適用申請にやたらとお金がかかるため、申請が割に合わないからである。

・乳がんは20年くらいたって再発する例もある。
-がんは生活習慣病という説もあるくらいだし、生活態度を改めないなどにより、
  別のがんが新たに生じたのでは?
 乳腺をすべて切除したのに、数十年後に乳がんが発生するような例がある。
 血液中にもがん細胞は存在している。
 毎日数千個のがん細胞が発生して、免疫により排除されている。
 生き残った1個のがん細胞が、ゆっくり増殖し、
 それががんと認識できるようになるまでにはかなりの時間を要する、
 というようなことも考えられる。
 要するに、まだ、あまりよくわかっていない。

・塩分は胃がんの発生要因であるらしいことがわかってきた。
-胃がんはピロリ菌?
 それも主要な要因だが、
 塩分の多い魚卵を摂取すると胃がんになりやすいことがわかってきた。

・ラジオ波焼却療法は、現在、和歌山大学が外科でやっている。
 (外科なら内部のハナシで、よそに仕事を取られることにならないので、
  認可されれば普及する可能性あり?)
 凍結は千葉県の亀田病院。

…というわけで、
乳がん治療において現在標準治療となっている温存療法(部分切除)と比較して、
凍結療法と同等にQOLを格段に向上させるラジオ波焼却療法が、
医療機器メーカーで保険適用申請が検討されていて、
実現したあかつきには、乳がん治療が劇的に改善される可能性がある、
というおハナシほか、でした。
 
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で、帰りにうなふじ(今回は本店)でうな丼を食べてきました。

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並(3切れ、肝吸い・漬物付)で1,320円、

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特上(5切れ、肝吸い・漬物付)で2,200円と、
とにかくコスパ最強です(^^)。
(ちなみに上は4切れ1,760円で、みごとに「1切れ440円」です(^^;。
 ついでに言えば、上や特上にしたところで、
 肝吸いや具?の肝の分量が増えるわけではありませんから、
 ”コスパ最強”のなかの”最強”!は、実は並だったりします(^^;。)

ただ、タレがちょっと多かったのか、味が心もち濃いめでした。
お会計のときに訊いてみると、
「タレの多め少なめは、注文のとき言っていただければ対応します。」
とのことだったので、
次回はタレ少なめでオーダーしたいと思います。
きのう、4年前に千葉大病院で行われた、左胸に乳がんのある患者の手術で、
医師の勘違いから誤って右胸も切除してしまったことが明らかになりました。

患者の症状など詳しいことはわかりませんが、このニュースを見て、
凍結療法で手術できればこんなことにはならなかったのに、と感じました。

凍結療法は、針を刺して局部を冷やし超低温にし、
まず細胞外、次いで細胞内にできる氷で
がん細胞を破壊、壊死させる療法です。
エコーでモニターしながら施術するので、
腫瘍がなければ針を刺す前に気づくはずだし、
腫瘍の位置や大きさが事前の診察データと異なっていいれば
再確認するきっかけになるはずです。

もっとも、件の手術は部分切除(温存療法)ではなく
全摘だったかもしれません。
それならそもそも凍結療法では手術できませんが。

凍結療法には、腫瘍が表皮からある程度離れていること、
腫瘍の大きさが直径1.5cm以下であることなど、
施術できる条件があります。

メリットは、部分切除より体組織の切断面積が格段に小さく
体への負担が少ないこと、
術後の乳房の変形も格段に小さく、
トータルでのQOLが格段に向上することです。

デメリットは、とにかく施術してくれる医療機関が少ないこと。
以前は複数の大学病院で先端医療として実施していましたが、
現在は亀田総合病院(千葉県鴨川市)くらいのようです。
あと、凍結療法は自由診療になりますが、
局部麻酔で済み、人工も所要時間も少ないため、
支出総額は保険診療の部分切除とたいして変わらないので、
これはデメリットとは言えないかもしれません。
(ちなみに同じ凍結療法でも肝臓がんの場合は保険適用なので、
 自由診療になっているのは医学的見地からの理由ではなさそうです。)

個人的には、
乳がんで外科的対処が必要な場合、
凍結療法で手術できる場合は凍結療法、
凍結は技術的に不可だが部分切除で対応できる場合は部分切除、
部分切除も不可の場合のみ全摘、
というのが最適解であると考えています。

いずれにせよ、
千葉大病院のような医療事故を減らすためにも、
乳がんにおける凍結療法が普及してくれることを願います。